MY STORY
私の挑戦
王春工業の仕事には、一人ひとりのキャリアにドラマがあります。現場での挑戦、仲間との協力、
そして自分自身が積み重ねてきた成長の記録。
施工実績だけでなく、それぞれの社員が歩んできた思いを紹介します。
不安を乗り越えた 先にあった、 想像以上の達成感
EPISODE
01
入社4年目で初めて味わった、本物の達成感とやりがい。甘えていた自分から卒業し、不安を乗り越えてこそ、手に入れられるものがあることを学びました。
Y.K[2018年入社]
土木部・主任(一級土木施工管理技士)
名古屋学院大学経済学部経済学科を卒業後、新卒で王春工業に入社。文系出身ながらも一級土木施工管理技士の資格を取得し、若手のホープとして活躍中。
やりがいも面白さも、新人時代の私にはわからなかった
「施工管理の仕事の魅力は何か?」「なぜ施工管理の仕事をしているのか?」と尋ねると、多くの人は“やりがい”と答えるでしょう。でも、施工管理の仕事をしていれば誰でもやりがいを感じられるわけではありません。工事が終われば、必ず達成感を味わえるのかといえばそうではありません。
私は新卒で王春工業に入社し、右も左もわからない状態から施工管理の仕事をスタートしました。1年目は上司やベテラン社員について仕事を学び、2年目に二級土木施工管理技士の学科試験に合格したものの、その後もずっと先輩・上司が担当する工事を手伝う形で仕事をしていました。上司の下で仕事をしていれば、叱責されたり注意されたりすることもあり、正直なところ当時はみんなが口にする仕事のやりがいや面白さを理解できませんでした。
入社4年目で初めて味わった
やりがいと達成感
そんな私に転機が訪れたのは入社4年目のときです。初めて一人で工事を任されたのです。その工事は小さな川の改修工事で工期は3ヶ月程度。生コンを打つだけの至って単純な工事でした。でも、任された嬉しさより、不安の方が遥かに大きく、上司に𠮟られることを疎ましく思いつつも、ずっと甘えていたことに気づかされたのです。「何もかもすべて自分で判断しなくてはいけない」そう考えるとプレッシャーに押しつぶされそうで、本音を言えば逃げ出したい気分でした。
でも、四苦八苦しながらも一人でこの仕事をやりとげたとき、初めてやりがいや達成感というものを味わうことができたのです。もちろん、今までも工事が終わる度に嬉しさを感じる瞬間はありましたが、それとはまったく違う感情で「これか、みんなこのことを言っていたのだ」と、初めて“やりがい”という言葉の本当の意味を理解することができました。
一つずつやり遂げることが、
自信に
その後、少しずつ任される工事の規模が大きくなり、今は初めて担当した工事と比べると金額が9倍くらいする規模の工事を任されています。規模が大きくなるたびに、緊張はしますが、逃げ出したくなることはもうありません。それは、やりとげた先には必ず大きな達成感があり、自分の自信に繋がっていくことを知っているからです。
保育園から 土木の世界へ 元保育士の挑戦!
EPISODE
02
保育士の仕事を辞めて、知識ゼロで飛び込んだ土木業界。日々奮闘しながら、着実に成長を続けています。
A.Y[2024年入社]
土木部(二級土木施工管理技士補)
名古屋こども専門学校保育科コースを卒業後、保育士として保育園に勤務。保育士から土木業界に飛び込んできた異色の経歴の持ち主。
震災をきっかけに芽生えた
建設業への興味
私は保育系の専門学校に進学し、卒業後は保育園で勤務していました。でも、保育士として働いていくなかで、「違う仕事にも挑戦してみたい」という気持ちが芽生え、転職を考えるように。どんな仕事に挑戦したいのか自分自身に問い掛けたとき、頭に浮かんだのが建設業界でした。実は東日本大震災の後、被災した街に仮設住宅が建てられていく光景をテレビで目にしてから、ずっと心のどこかで建設業が気になっていたのです。ただし、興味はあっても知識はゼロ。自分に向いているのかもわからず、まずは派遣で施工管理の仕事に挑戦してみることに。そして私にとっての初めての派遣先が、王春工業が手掛ける護岸工事の現場でした。
現場で学びながら、
日々成長を実感
その時の私は、現場で飛び交う言葉さえ理解できない状態でしたが、工事が進むにつれて景色が変わっていくことに感動し、本気で施工管理の道に進むことを決意。一緒に仕事をした方の人柄にも魅力を感じ、王春工業に入社しました。王春工業に入社後も、最初は先輩や作業員さんたちが何を話しているのかわからず、専門用語を覚えるのに苦労しました。でも、実際の現場で資材・機械などの実物を見ながら学べるため、どんどん知識が身につき、入社1年目で二級施工管理技士の1次試験にも無事合格。最近は作業員さんに指示を出したり、質問されたことにちゃんと答えられたりすることが増え、少しずつですが成長を実感しています。
仕事を通じて地域社会に
貢献したい
現在は先輩が担当する現場を手伝いながら、施工方法や仕事の流れを勉強しているところです。高蔵寺駅の公園に仮設駐輪場をつくったり、災害時にトイレとして使えるマンホールを設置したり、色々な工事に携わることができてとても面白いです。なかでも高蔵寺駅は再整備が進んでおり、高蔵寺リ・ニュータウン化とあわせて、これからどのように生まれ変わっていくのか非常に楽しみです。一人で現場を担当できるようになるには、まだまだ時間が掛かりますが、現時点でも社会に役立つ仕事に携われることにやりがいを感じています。
問題勃発! 過去最高難易度の JVプロジェクト
EPISODE
03
溢れ出す地下水との戦いの先に見つけ出した解決策。難易度の高い工事こそ挑みがいがあり、挑戦したその先には必ず新たな学びがあります。
Y.H[2001年入社]
土木部・係長(一級土木施工管理技士)
大同大学工学部建設工学科を卒業後、新卒で王春工業に入社。探求心に優れ、発注者への秀逸な技術提案によって難易度の高い工事を成功へと導いてきた立役者。
大規模な工事を手掛ける
JVの責任者に抜擢
経験したことのない仕事ほどやりがいがあり、難しい仕事ほど挑みがいがあるもの。私は施工管理の仕事を始めてから、数多くの工事を手掛けてきましたが、今まで最も頭を悩ませ、最も苦戦したのは雨水調整池の築造工事でした。雨水調整池とは大雨のとき、雨水を一時的に貯留して、少しずつ下流に流すことで河川の氾濫を防ぐ施設のこと。数年前、春日井市内で大規模な区画整理があり、宅地化によって水はけが悪くなるため、雨水調整池を新設することになったのです。この工事は複数の企業で協力して一つのプロジェクトを遂行するJV(ジョイントベンチャー)という方法で行われ、責任者を任されたのが私でした。
順調に進むはずの工事に、
予期せぬ大問題が発生
工事は春日井市内にある顔なじみの会社と一緒に手掛けることになり、王春工業からは私を含め2名、その会社からは1名が参加し、どのように仕事を分担するか考え、提案するところからスタートしました。運営委員会を設置するなど、自社だけで施工する工事とは勝手が違ったものの、事前調整の段階では大きなトラブルはなく、工事も順調に進むものと思っていました。
しかし、いざ工事が始まると状況は一転。大問題が発生したのです。この雨水調整池は約11mの深さまで地面を掘削するため、堀り進めていくと、ある程度の地下水が湧き出てくることは事前に予想していたのですが、その予想を遥かに上回る大量の地下水が溢れ出てきたのです。
新しい工法が、
新しい街を生み出した
排水用の管を敷設してポンプで水を吐き出し、穴の側面に土留め壁を構築しながら掘削する土留め工法を用いるも、土砂崩れが起こる恐れがあり、急遽対策を練り直すことに。インターネットで使える技術や工法がないか調べたり、同様の工事を手掛けた人に話を聞いたりしながら情報を仕入れ、見つけ出したのが吹き付けをして土砂崩れを防ぐ技術でした。これまで経験したことのない工法でしたが、この技術の提案によって土砂の崩壊を防ぎ、無事に雨水調整池を完成させることができたのです。
いま、その雨水調整池の周辺には公園ができ、新しい住宅が建ち始めています。
私にとって、とてつもなく難易度の高い工事でしたが、あの工事をやり遂げたからこそ、生まれる暮らしがあるのだと、誇らしい気持ちで新しい街の誕生を見守っています。
この街を、 この暮らしを災害から 守りたい
EPISODE
04
2000年に東海地方を襲った東海豪雨によって、生まれ育った春日井の街が浸水。二度と災害を起こさないという決意のもと、日々仕事と向き合っています。
Y.H[2014年入社]
土木部・課長(一級土木施工管理技士)
春日井生まれ、春日井育ち。他社で約10年、施工管理の仕事を経験した後に王春工業へ転職。発注者による竣工検査で常に高い評価を得ているベテラン社員。
一夜で街の姿を変えて
しまった東海豪雨の衝撃
私には数十年経っても、決して忘れることのできない衝撃的な出来事があります。それは2000年に東海地方を襲った東海豪雨です。2000年9月11日の未明、愛知県西部を中心に記録的な大雨が降り、庄内川が氾濫。各地で堤防が決壊し、春日井市を含む近隣の多くの街に甚大な浸水被害が発生したのです。茶色の濁った水に覆われてしまった住宅街、ゴムボートで救助される人々の姿、水没した車の数々など、たった一夜で街の姿を変え、平穏な暮らしを奪ってしまったあの災害の光景は今も脳裏に焼き付いています。
土木工事の重要性を痛感し、
湧きあがった使命感
当時の私は施工管理になってまだ間もない頃。「土木工事はインフラを整備し、生活を支え、社会を守る仕事である」という想いは当然持っていましたが、深刻な洪水被害を目の当たりにし、改めてこの仕事の重要性と責任を痛感したのです。
この東海豪雨によって庄内川は激甚災害に指定され、堤防を嵩上げする護岸工事が行われることに。私もこの工事に携わることになったのですが、国から多額の税金が投入される注目度の高い工事だけあって、プレッシャーは相当なものでした。工期に追われ、不安を抱えながら挑んだ仕事でしたが、やり遂げることができたのは「この街を災害から守る」という使命感があったからこそ。完成したときの達成感は格別なもので、完成式典には大臣や市長も参加し、表彰をいただきとても貴重な経験になりました。
災害から守るために
挑み続ける
私たちの仕事は決してマニュアル通りにはいかないもの。どれだけ多くの工事を経験しても、工事が始まる前はいつも大きな不安にかられ、何とも言い表しがたい恐ろしさを抱くものです。それでも、また次の工事へと挑んでいくのは、二度とあのような災害が起きてはならないという強い想いがあるからです。この街を、この暮らしを災害から守りたい。東海豪雨の原体験が、私を突き動かす原動力になっているのです。
初心を忘れず 施工管理としての 挑戦はこれからも ずっと続いていく
EPISODE
05
いつでも初心に立ち返らせてくれる場所がある。新人からベテランへと成長した今も、一つひとつの現場と真摯に向き合っています。
K.H[1999年入社]
土木部・部長(一級土木施工管理技士)
愛知工業大学工学部土木工学科を卒業後、新卒で王春工業に入社。工程管理、予算管理、安全管理、後輩の指導など、あらゆる面において優れた実力を発揮。
原点であり、出発点である
初めての担当現場
王春工業に入社して、数多くの場所で工事を手掛けてきましたが、今でもその前を通ると当時の記憶がよみがえる思い出深い現場があります。それは、今から20年以上前。私が初めて一人で担当したアンダーパス(鉄道の下を横断するために掘り下げられた道路)の現場です。当時はまだ入社して1年が経過したくらいで、自信も知識もまったくない状態でした。そんななか、突然アンダーパスの擁壁工事を任されることに。先輩に教わりながら施工計画と予算計画を作成し、下請けさんともたくさん話をしながら必死でやり遂げた初仕事でした。当時は無事に工事をやり遂げたという、安堵と達成感でいっぱいでしたが、今見ると納得のいかない箇所があり、当時の私の未熟さが表れています。
一つひとつの現場と
真摯に向き合っていく
どんな現場でも失敗はつきものですし、予期せぬトラブルが発生することもあります。ただし、そういった問題をいかにリカバリーしていくかが施工管理としての腕の見せどころ。そしてプロであるからには、仕上がりの美しさにもこだわる必要があると思っています。税金が使われている以上、設計書通り完璧に仕上げなくてはいけませんし、「これが自分の家だったらどうだろう。これで納得いくのだろうか」という視点で一つひとつの現場と真摯に向き合っています。多くの現場を担当するようになっても、ずっとこの意識で仕事をしたいと思っており、決して完璧な仕上がりとは言えないアンダーパスの現場は私にとってほろ苦く、でも私を初心に立ち返らせてくれる大切な場所です。
誰も手掛けたことのない
デザインビルド方式に挑戦
現在は設計・施工を一括で請け負う、デザインビルド方式の水道管更新工事を担当しています。通常、公共工事は役所から設計書や図面が渡され、それに沿って工事を行うのですが、今回は設計・施工の両方を一括発注するデザインビルド方式が試験的に導入されることに。当社にとっても初の試みであり、コンサルと一緒にまっさらな状態から図面を起こしていきました。手探りで取り組んだこの案件は私にとって貴重な経験に。なお、今後はデザインビルド方式の公共工事が増えていくため、無事に工事を完了させ、今回の経験をノウハウとして役立てていきたいです。
約半世紀 施工管理の仕事と 向き合い続けてきた
EPISODE
06
安定を求めて選んだ施工管理の道。数々の現場経験を通じて養われた仕事観を伝えながら、次代の育成に尽力しています。
H.N[1981年入社]
土木部・部長(一級土木施工管理技士)
東海工業専門学校第1土木科卒。新卒で王春工業に入社し、施工管理として数多くの現場を担当。現在は土木部全体を管理しながら、後進の育成に尽力。
この仕事でなければ
味わえない達成感
私が施工管理の仕事に興味を持ったのは、高校時代。友人の父親が測量会社を経営しており、「土木業界は浮き沈みがなく、安定している」という話を聞いたのがきっかけでした。当時は施工管理がどのような仕事なのかまったく理解していなかったものの、“安定している”という安易な理由で進路を決め、土木科のある専門学校に進学。学校からの紹介で王春工業に入社しました。私にとって施工管理の仕事は想像していた以上に過酷でしたが、それでも半世紀近く、ずっとこの仕事を続けてきたのは、この仕事でなければ味わえない達成感があったから。現場をやり終えたときにだけ味わえる達成感に魅了され、20代の頃はただがむしゃらに仕事をしていました。
次代を育てる立場としての
責任と使命
今は現場に出ることは少なくなり、部下が担当する現場の進捗を確認し、必要に応じてフォローしながら全体を管理しています。施工管理の仕事は経験がすべて。一つとして同じ現場はないため、スキルを身につけるためには色々な現場を担当し、経験を積みかさねていくしかありません。また、土木工事には絶えず危険が伴い、一歩間違えれば命に関わるような災害に発展する可能性もあります。現場を持ち始めたばかりの若手社員は必ず困難に直面するでしょうし、私自身も数多くの失敗を経験してきました。でも、困難や失敗を乗り越えた先には大きな喜びがあるはず。それを伝えながら、次代を担う人材を育てていくことが、今の私に与えられた使命だと思っています。
長く働いていくためには
バランスが重要
この仕事は挑戦の連続ですから「上手くいくだろうか?」と、深く考えれば考えるほど、ナーバスになりますし、計画通り進まなければストレスも溜まります。知識・スキルはもちろんですが、長く仕事をしていくためにはリフレッシュ方法を身につけるのも大切だと思っています。なお、私のリフレッシュ方法はバイク。ツーリングに出掛けることもありますが、綺麗に磨き上げた愛車(カワサキW800)を眺めているだけで気持ちが癒されます。若い人たちには趣味やプライベートの時間も大切にしながら上手くバランスを取って、施工管理の仕事を楽しんでもらいたいと思っています。